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ストーカー対策

探偵や興信所の中には、ストーカー対策を業務として扱っている会社もあります。

警察の公表データにおいても、ストーカー関連の相談件数は年々増加傾向にあり、平成27年度においては21,968件に上っており、大きな社会問題となっています。
これだけの件数ですので、警察だけではなかなか対処しきれない面もあるのか、探偵や興信所に解決を求めて依頼する方もいらっしゃいます。

ここでは、ストーカー対策において、探偵や興信所でやってくれること、また、その際の料金などについてまとめてみました。

ストーカー規制法とは?

そもそも他人に迷惑となるようなつきまとい行為というのは、以前からあったわけなのですが、軽犯罪法など個別の刑法で対処するにとどまり、特に男女間のつきまといに関しては警察もなかなか介入できず、どうしても動きが鈍いというのが現状でした。

しかし、平成11年に発生した「桶川ストーカー殺人事件」で、いっきに社会問題化し、それまでなかなか介入できなかった男女間のつきまといに関し、警察が積極的に介入できるようにし、迅速に対応すべく制定されたのが、ストーカー規制法です。

同法律の第二条では、ストーカー行為は以下のように定義されています(要約)。

ストーカー行為とは、同一人物に対し、つきまとい等を反復して行うことをいう。

「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で以下のいずれかの行為を行うことをいう。

  • つきまとい・待ち伏せ等
  • 監視していると告げる行為
  • 面会・交際の要求
  • 乱暴な言動
  • 無言電話・連続電話・メール
  • 汚物等の送付
  • 名誉を害する行為
  • 性的羞恥心を害する行為

同法によると、ストーカー行為とは、恋愛感情や好意の感情が動機となっているケースに限られ、また、同法が定める上記8つのいずれかのつきまとい行為を1回ではなく何度も繰り返す行為だと定義しています。

つまり、そのつきまとい行為の動機が恋愛感情に基ずかないものであれば、ストーカー規制法は適用されず、その他の刑法や特別法、各都道府県の迷惑防止条例などで規制されることになります。

警察の対応の遅さによって殺人などの最悪の事件に発展してしまうという事例も問題化し、警察も以前に比べ、ストーカー事案に関しては、比較的迅速に対応してくれると聞きます。

なので、ストーカー被害に遭っている場合には、まず最寄りの警察署に相談した方がいいでしょう。

相談内容がストーカー規制法に抵触すると判断されれば、警察で以下のような特別な対応を行ってくれます。

  • こちらの申出にもとずき、つきまといを行っている相手に対し、警察署長等からストーカー行為をやめるよう警告することができます。
  • 警告にもかかわらず、相手がつきまとい行為をやめない場合には、公安委員会からその行為をやめるよう禁止命令を出すことができます。
  • 禁止命令に反して、ストーカー行為を行うと、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されます。
  • 警告の申出以外にも、こちらが相手を告訴して処罰を求めることもでき、その際の罰則は6月以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
  • その他にも、防止のための適切なアドバイスやパトロール、防犯ブザーの貸し出しなど、何かと協力してくれます。
  • こちらの相談内容がストーカー規制法に抵触しないと判断されれば、基本的には通常の事件として対処されるものと思われます。

警察の統計資料によれば、相談を受けるストーカー事案のうち、約6割が配偶者(内縁、元も含む)と交際相手(元も含む)だそうです。
配偶者や交際相手であれば、相手も特定されていますし、動機もはっきりしていますので、このようなケースでは、まず警察に相談するでしょうし、その方がいいでしょう。

しかし、問題は、相手が誰かもわからず、動機もわからないというケースです。
このようなストーカー規制法が適用されるのかはっきりしないケースでは、警察の対応もどうしても鈍くなってしまいます。

実際に、探偵や興信所にストーカー対策として相談や依頼のある案件も、こうした誰かもわからず、動機もわからないといったつきまといや嫌がらせともとれるようなストーカー行為が多いものです。

探偵や興信所に依頼した際、何をしてくれるのでしょうか?

こうしたストーカー対策は、すべての探偵や興信所が扱っているというわけではなく、また、興信所によっても内容は異なりますが、おおよそ以下のようなことを行ってくれることが多いです

  • ストーカーの人物特定
  • つきまとい行為の証拠収集
  • 特殊カメラなど証拠収集の為の機材貸し出し
  • 相手との話し合いへの同席
  • 警察、弁護士への協力

依頼内容によっても異なりますが、ストーカーが誰なのかわからないという場合には、まず張り込みや尾行などによって、その人物の特定を行います。

人物の特定と同時に、そのストーカー行為の証拠も押えますが、ケースによっては自宅に特殊カメラを設置して証拠を撮影するなど、依頼人の協力を得ながら行います。

さらに、押えた証拠をもとに、ストーカーとの話し合いへの同席、また、警察や弁護士への協力など依頼人の強い味方になってくれるはずです。

こうしたストーカー対策は、それなりのノウハウも必要ですので、すべての探偵や興信所で扱っている業務ではありません。
ストーカー対策を依頼する際の料金ですが、上述しましたように尾行や張り込みなどが必要になってくる場合もありますので調査員の数×調査時間になるケースも多いのですが、調査時間を想定した場合、相当な時間を要する可能性がある場合は、ある程度の時間が過ぎたらそれ以上の費用がかからない様にするケースもあるようです。

金銭トラブル

身近な方との金銭トラブルでお悩みですか?
恋人、友人、知人など、身近な関係だからこそおこる金銭トラブル。

  • ・お金を貸したのに返してもらえない
  • ・連絡がとれない
  • ・貸してほしいと強引に迫られる。

個人間の貸し借りは、口頭だけで行われる場合が多く、結果トラブルになるケースが多いです。

お金を貸した相手の所在、連絡先、勤務先などの調査を行い、場合によっては法的対応のサポートをします。

事例 1

病気になった彼女に200万円貸したら・・・

ネットゲームで知り合った彼女が病気になり手術が必要になったが、身寄りもなく頼れる人もいないという事で200万貸した。

当時はお金のことよりも身体の方が心配だったので、借用書などの書面を作ることは頭になく、手渡しでお金を渡してしまった。

その後、連絡が取れない日も多くなり聞いていた病院に行ったが、夫婦ではないので入院の有無は教えてもらえなかったので、自宅に行ったら引っ越していた。

その事をLINEで伝えると、入院してから働くことが難しくなり家賃も払えないので友達のところにいる。

ここまでは単に身体のことが心配だったが、この日を境にLINEは送れるが既読になっても連絡がなく、電話も出なくなり一切連絡が取れなくなった。

事例 2

同棲している彼に借金催促をしたら、DVへ・・・

マッチングアプリで出会った彼とは付き合って1年。同棲してから半年。

彼は会社員だったが、同棲して間もなく体調を崩して仕事を辞めることになり、家賃や生活費、車のローンなどが払えないという事で、最初は貯金から50万を貸した。

それからもお金の無心があり、貯金も底をついていたのでこれ以上は無理と伝えたが、その度に仕事が見つかれば必ず返すという事で、キャッシングでお金を貸した。

ここまで貸した合計が半年間で500万近くになり、早く仕事を見つけて欲しいと伝えたところ、この日を境に日常的にDVを受けるようになったので、別れたいと伝えたら、別れるなら借りているお金は払わない。逆に慰謝料を払え!!と

慰謝料を払いますと書面を書かされて脅されている。彼の豹変ぶりが怖くなり今は実家に帰っている。

その後、同棲していたアパートは引っ越したようで、今は彼とは連絡は取れない。

事例 3

婚活サイトで知り合った男性に、調べてみたら・・・

婚活サイトで知り合った男性にお金を貸しています。知り合った当初彼の仕事は公務員で真面目な感じだったのですが、公務員を辞めて起業したことが始まりでした。

起業してから生活費がないという事で、私が結婚資金として貯めていた貯金から1年くらいの間生活費として月に30万渡していました。

このお金は彼がちゃんと返す約束と借用書は書いてもらってはいましたが、私も結婚を視野に入れていましたし、彼を応援したいとは思っていましたので、何の疑いもなくお金を渡していました。

彼の仕事も軌道に乗り始めたころ、もう少し販路を拡大していきたいがお金が足らないという事で、事業資金として500万を貸しました。

それから3か月が経過し事業も順調だと聞いていたので、少しづつでいいからお金を返して欲しいと伝えると、これから結婚する相手が信用できないのか?と

その日から私への態度も冷たくなり、連絡をしても折り返しがくる事もなくなりました。

彼とやり直したいと思い、聞いていた彼の家に行ってみたらそこは彼の友人の家、聞いていた彼の会社に行ってみたら、そこは空き部屋になっていました。

これまで貸したお金の総額は1000万くらいになります。

事例 4

地元の同窓会で再会した彼、蓋を開ければ、何もしらない・・・

彼とは元々地元も同じで昔から知っている仲でありがちな話ですが、同窓会を境にまた連絡を取るようになり、お互いバツイチ同士でしたが子供もいないという事と、昔から知っているという安心感もあり付き合うことになりました。

付き合ってから3か月くらい経った時、車で事故を起こしてしまい示談金必要だけどお金がなく、ブラックなのでお金も借りられないという事で30万貸しましたが、それがはじまりでした。

それからは、給料日で返すということで3万、5万と頻繁に借りにくることが増え、総額だと150万を超えていました。

私も好きな人が困っているという考えしかなかったので、給料日に返済がなくても追及することもしませんでした。

ある日、地元の友人から彼は奥さんも子供もいると知り合いから聞き、彼に確認してみると、それは前の結婚の時の話だよ。
と言うのですが、なにか怪しい感じがしたので、色々と問い詰めてみると、そんなに信用ないならもう別れよう!
信用してないんだからお金も返さないよ。どうせ信用ないんでしょ。と開き直り、それから電話もLINEをブロックされてしまい連絡は取れなくなり、聞いていた住所もウソでした。

地元の友人知人に聞いてみても、自宅は分からず・・・・。

こんな風になるとは思っていなかったので、どこで働いているか?も聞いていませんでした。

金銭トラブルの多くは、お金を貸した相手と連絡がつかなくなった、約束していたのにお金を返してもらえない、居場所が分からなくなったりと、相手への返済請求や交渉までいけないことがほとんどです。

その相手の所在や連絡先や現在の状況を調査することを目的として用いられます。