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コラム

2020.11.12
浮気調査マニュアル
人間観察、行動観察

人間観察、行動観察

 探偵は、尾行、張り込み、聞き込み、情報解析等の手段を用いて調査を行いますが、全ての調査に共通して必要な能力が、
人間観察・行動観察です。対象者の行動、趣味趣向、仕草等から読み取れる情報が調査では重要な要素となります。

 観察能力を磨くことで、初めて行く立地や調査環境等においての迅速な状況判断や臨機応変な対応に繋がり、探偵として
重要な経験値となります。
 

➀行動を観察する

 浮気調査とはいっても、行動調査と変わりはありません。目的の違いがあるだけです。
 私達は、尾行で対象者を追跡し、一つ一つの行動と浮気の証拠を撮影して現場を押さえるわけですが、単に後を追って、
事実を目撃してから撮影を行うわけではありません。

 ポイントは、「行動を予測して、事前に準備を行う」です。
 急に対象者が立ち止まったり、振り返ったり、Uターンしたり、不審なビルに入ることもあれば、浮気相手が突然現れたり、
キスや抱き合うといった行動をとる時もあります。

 例えば、浮気の証拠として最有力のラブホテルに1人で入っていき、既に施設内でチェックインを済ませている対象者がいた場合、
目撃してからでは証拠を取り損ねてしまいます。

 そのような事態を招かないためにも、常に対象者の行動を観察し、
 ・連絡ツール(携帯電話、タブレット等)を触る頻度
 ・周囲を見る回数
 ・足取りの変化
 ・時計の確認
 ・移動先の変化
等、様々な要素から分析を行いつつ、対象者を見逃さないように、気づかれないように尾行し、重要な行動が起こりそうなときには、
撮影体制をとらなければなりません。
 

➁周囲を観察する

 浮気調査では、対象者(浮気相手も含め)の行動を特定の地点から追跡を行いますが、対象者を確認(見つける)なければ、
尾行自体が始まりません。 

 多くの人が行き交う主要駅であったり、多くの企業が入っているオフィスビルであった場合、多くの人の中から対象者を見つけるのは、
高い確認能力が必要です。
 
 本人だと判断するために近づけば不審に思われますし、関係者ではない人物が対象者の勤務先の中や近くで張り込めることは滅多になく、
対象者や関係者に怪しまれない限定された場所で、本人を確認しなければなりません。

 そのような環境に対応するためには、周囲を観察するという能力は必須です。
 ポイントは、「怪しまれない」です。

 対象者の姿のみに視野が集中すると、関係者や第三者の目、利用先の周囲の状況、周囲の雰囲気に気づかず、通り抜けをしてしまったり、
似た人物による見逃しをしてしまったり、呼びかけられたり等で調査が失敗してしまう可能性もあります。

 そのような事態を招かないためにも、常に周囲に気を配って観察することは重要なのです。
 

➂表情・仕草を観察する

 浮気、不倫をしている人は、家族や周囲に気づかれたくない、どこかに知っている人がいないかどうか気を張っている状態です。
 特に、浮気をし始めた頃は傾向が強く現れ、
 ・注視する為、通常より、細目になる
 ・注意して周囲を観察する為、動作がゆっくりになる
等といった、集中の傾向が見られます。

 しかし、浮気相手と接触する時には、特に表情や仕草に“喜び”の様相が現れ、
 ・テンポの良い歩行
 ・周囲を観るが、注視してはいない
 ・目元、口元が緩む
等といった、落ち着きのない傾向が見られます。

 ポイントは、「表情豊かな時」です。
 特に、浮気相手と接触する時には豊かな表情になることが多く、反対に、接触する前に、急に周囲に敏感になれば、浮気相手が現れる
可能性が高くなります。
 

➃思考を観察する

 探偵は心理学者ではありませんが、対象者の日頃の行動や習慣、活動している時間や傾向、調査中の仕草や行動を含めて予測します。
 何を考えているか?という思考を予測することで、次の行動に対して対応しやすくなります。

 しかし、先読みをしすぎると予測がある時点まで正解だったとしても、予測に到達するまでに、対象者の思考が変わることもある為、
現在の行動を読めなくなってしまうので、先入観を持たず常に情報を更新する必要があります。

 例えば、探偵を入れられているかもしれないと疑っている対象者は、姿を確認しようと、反射物の近くをゆっくり歩いたり、怪しい人物に
近寄ったりすることもあります。

 その場合、歩行スピードやそれまで行動が変化することから何かに気づいていることを察知し、距離を取ったり等の対応をとりますが、
先の観察で向かう場所を予測し、待機する等の対応をとると、その場所に現れないこともあるのです。

 十分な経験がないと、思考を観察するというところまでは難しいのですが、少しの変化で「おかしい」と気づき、何を考えているのかを
自然と予測することが出来ます。

 予測は100%ではありません。
 しかし、最終的に絞った予測は高い確率で現実になりますし、それが危機回避に繋がることも多くあるのです。