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コラム

2020.12.25
浮気調査マニュアル
残された情報

残された情報

浮気・不倫の事実を証明するためには、実際に、浮気現場を押さえる必要がありますが、
いつ浮気をしているのか、いつ行動を起こしているのか依頼者自身が分からないケースも
多くあります。

良くあることなのですが、本人の行動を知る為に、連日に渡って、本人の行動を観ましょう
と多額の調査料金を見積る探偵社も中にはいます。

調査力の低い探偵社であれば、行動調査のみの手法しか持たないこともある為、警戒度の強い
対象者や他の探偵社で失敗した場合、行動調査にすらならないこともあるのです。

優秀な調査力を持つ探偵社は、依頼者の家庭状況やSNS等を利用しているか等の細かい情報から
行動予定日やよく利用する場所等の精査を行い、最小限のリスクで調査を行います。

その為、依頼者自身が集めることのできる情報を、依頼者と協力しながら可能な限り収集して
いきます。
 

1.所持品に残った情報

オーソドックスですが、浮気している対象者は、所持品の中に情報を残しているケースも
少なくありません。

仕事用の鞄やプライベート用のバッグ、財布、ポーチ等に情報を残している場合です。
コンドームが入っていた、もしくは、常備しているコンドームの数が減っていたという場合、
浮気の可能性は大きくなります。

風俗を利用したから浮気にはならないという方もいますが、不貞行為とは異性との肉体関係を
持つことですので、本人が不利になる情報でしょう。

領収書も重要な情報になります。同じ場所を利用していたり、同じ時間帯、2名での利用、
店舗が所在する地域等から行動範囲を知ることが出来ます。

同地域のラブホテルや宿泊施設をあらかじめ調べておくことで、調査中の必要な対応をとりやすく
なりますし、浮気相手の居住地が近い可能性もあります。

現在ではスマホという便利なツールがあることで、予定を全て端末に保存している方も多いですが、
消えてしまう可能性もあることから、手帳等を利用している対象者もいます。

その場合、本人が分るようなマークやアルファベットで会う人物との予定を記しているケースも
あるので、行動予定を限定するのに必要な情報源となります。
 

2.車に残された情報

対象者が日常で車を使用する場合、ナビに情報を残している場合も多くあります。
むしろ、ナビのデータを逐一消すようであれば、知られたくないことを隠しているということにも
なります。

ナビ情報では、限定された地点の住所地が残っていれば、浮気相手の居住地を特定しやすく
なりますが、周辺の住所地が分かるだけでも十分な情報になります。

ある程度の住所地が分かっていれば、浮気相手の氏名や写真等から、自宅や実家を特定することも
可能になるからです。

車から得られる情報は、ナビだけではありません。
事故やトラブルの対策で使用されるドライブレコーダーも重要な情報になります。

カーセックスや車内での会話は、ドライブレコーダーの音声をオンにしていれば、次に会う予定や
浮気に繋がる発言、相手の名前が残っているかもしれません。

また、利用したラブホテルや浮気相手を送っていった先等が、カメラ映像に残っている可能性も
あります。

そのような情報は浮気調査を進めるうえで、非常に重要な情報ですが、仮に、助手席や後部座席に
毛髪であったり、香水の香りが残っていれば、浮気を疑う状況となるでしょう。
 

3.端末に残された情報

自分で証拠を掴みたいという依頼者には、調査方法等を調べて、自分で行動している方もいます。
発覚のリスクや警戒を与える可能性もある為、基本的にはお勧めしていません。

しかし、依頼者が上手に情報収集が出来ているケースや対象者自体が調べられていることに無頓着な
ケースもあります。

例えば、ボイスレコーダーを車の座席下や目につかない場所に隠す、GPSを車に取り付ける、
位置情報アプリをインストールしておく、自宅にカメラを仕掛ける等といった手法があります。

先程もお話ししましたが、発覚等のリスクは大きくなります。
状況によっては、依頼者に協力を求めなければならないこともありますが、自分で行動する前に、
調査のプロに相談してみた方が良いでしょう。