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コラム

2020.11.28
浮気調査マニュアル
本人確認の極意

本人確認の極意

 浮気調査の難易度を上げる条件として、調査されていることに気づいていたり、調査が発覚している場合等が
上げられますが、”本人確認”も状況によっては調査の難易度を上げてしまう要素となることもあります。
 

➀本人確認ができないと調査が始まらない

 当然のことですが、追うべき対象者を確認することが出来なければ、調査(ここでは、尾行という意味)は始まりません。
 しかし、家族や親族、友人、知人といった関係ではない以上、初めて見る人物であり、現場では思った以上に似た人物や
特徴の一致している人物が多くいます。
 
 特に、オフィスビルや大規模な工場、デパート等の複合施設では多数の人物が往来しており、経験の少ない探偵会社では、
その流れから対象者を確認することすら困難な場合もあります。
 
 通常、本人と分かる写真やデータをいただいてはいるものの、それで本人を確認出来るかは現場の状況にもよりますし、
直近のデータであるか、いかに本人を認識するための能力を養っているか等も関わってきます。

 写真やデータをお持ちでない場合、ご自宅から調査をスタートすることで事前に本人を確認するという手法もありますが、
実際、立地的な問題や調査費用の問題によっては、ご自宅からの調査ができない場合もあります。

 その場合、”本人確認”能力の優れた探偵であれば、身体的な特徴や持ち物、仕草からも本人を特定することができます。
 当然、その能力を鍛えることは簡単なことではありません。

 “あなたは、初めて見る人物を多くの人物の中から見つけることはできますか?”

 探偵という仕事を経験して、初めて気づくことなのですが、似ている人物は割と近くに多くいます。
 また、天候によっては傘をさしていたり、マスクや帽子、マフラー等で顔を隠している場合も少なくありません。

 稀に、本人確認能力に秀でた探偵もいますが、多くは、工夫や経験を積むことでカバーするしかありません。
 経験の浅い探偵は、まず、本人確認につまづいてしまいます。

 熟練した探偵であっても、似ている人物を多く見ている内に、本人を本人でないと認識してしまう錯覚に陥ることもあるので、
調査中であっても、本人のデータを繰り返し確認することもあります。
 

➁本人確認と顔確認

 “本人確認”は“顔確認”の延長線上にあるものです。基本的には、そっくりさんが多くいるわけではないため、
  〇最近の写真やデータ
  〇所持品や服装等
があらかじめ分かっていれば、“顔”の確認はそれほど難しくありません。
 
 しかし、データがない場合で、“顔”のみが分かっている場合、本人を顔だけで認識しようとすると、特徴の似ている人物を見る
ことによる錯覚もあって、本人と分からなくなってしまいます。

 以下の状況について想像してみてください。
  1.身体的特徴が酷似している
  2.数百人規模のオフィスビル
  3.全員がスーツを着ており、ビジネスバッグも似ている
  4.髪型もある程度近い
これだけの要素がある場合、難易度は飛躍して上がります。

 探偵がどのようにして、本人を確認しているのか?
 それは、本人を“顔”ではなく、“本人”としてイメージ、認識することです。

 調査力の高い探偵は、“顔”だけの情報で調査に臨むことはありません。必要な情報として、
  〇写真データ
  ・顔が分かるもの
  ・全身がわかるもの
  ・所持品や携帯しているもの
  〇情報データ
  ・身体的特徴、歩き方、癖
  ・普段着、仕事着の種類
  ・退勤時間、帰宅時間
  ・喫煙情報、飲酒傾向
等々、本人にかかる情報は可能な限り事前に得るようにします。

 情報をもとに、本人像について事前にシミュレーションしておき、“顔”ではなく、“本人”と認識したうえで、追跡を開始します。
 本人確認の能力が高いと、顔で確認する必要がないため、本人に近づきすぎて調査が発覚するといったリスクを軽減することにも
繋がるのです。
 

➂難易度の高い本人確認

 本人確認の重要性をお話ししましたが、どれだけ熟練した探偵としても、判断の難しい人物は少なくありません。
 
 〇女性の場合
  男性と女性では、女性の方が本人確認の難易度はあがります。というのも、女性は化粧をすることで、大きく印象が変わります。
  一例として、日中看護師、夜はスナックと兼業をしている場合、日中は患者にストレスを与えない様に軽めの化粧にしている時もあれば、
 夜はお客が不快感を得ない様軽めにする等、対応する人物や環境によって大きく変わることもあります。

 〇外国人の場合
  外国人が浮気調査の対象者となることも少なくはありません。
  実際、日本に居住している外国人夫婦もいれば、夫や妻が外国人である夫婦もいますし、浮気相手が外国人の場合もあります。

  外国人特有の身体的特徴、顔立ちもあり、外国人のみが往来する場所、利用する施設や学校等で、本人が勤務していたり、出入りしていた場合、
 本人確認の難易度は大きくあがります。

  また、外国人は国外で生活しているということから、警戒度も高く、情報が筒抜けになってしまうことも多いため、目に付く行為があった場合は、
 非常に神経質になり、対象者に情報がいってしまう危険性もあります。

 〇数年前の情報
  対象者の最近の情報がないというケースも少なくありません。
  多くのご依頼者は、“本人”を知っているため、本人という認識から、初めて見る人に対しての変化が分かりません。

  人は数年あれば、生活環境や精神的な影響で顔立ちや見た目が大きく変化するものです。
  例えば、太った、痩せた、若返った、年を取った等の変化があったとしても、“本人”であるという認識があるため、異なる人物の可能性を疑いません。

  しかし、本人を知らない第三者にとっては、認識では“違う人物”になります。それは、探偵でも同じことです。
  ご依頼者にとっては、現在と同じ本人の写真であっても、それは本人という認識があるだけであって、過去の写真やデータから本人を確認しようとした
 場合、現在と大きく変化していれば、本人と気づくことは困難になります。

  多くの情報を精査して、本人のイメージを複数固めることが可能な探偵であっても、難易度は格段にあがってしまうのです。