コラム
浮気の証拠にはどんなものがあるのだろうか?
浮気の証拠としての一般的な認識は、「ラブホテル」です。
”ラブホテル=肉体関係”を満たす場所ですから、妻(夫)が知らない異性と出入りすれば、2人で
利用したという裏付けにもなり、不貞行為としてみなされます。
証拠能力の高さとして、ラブホテルが上げられますが、浮気を証明する証拠としては、様々な
状況が存在し、必ずしもラブホテルの利用だけが証拠となるわけではありません。
浮気の証拠となる主な状況の1つ目は、異性宅での宿泊です。
泊めてもらっただけといった様々な理由で体裁を整える方もいますが、何度も同じ異性の自宅で
寝泊まりする正当な理由がなければ、不貞行為があったものとみなされます。
異性宅の宿泊は、不貞の証拠能力を高める為に複数回の出入りが必要となりますので、最低でも
3度は宿泊している状況を押さえる必要があります。
浮気の証拠となる主な状況の2つ目は、ビジネスホテルやシティホテル、旅館等といった宿泊施設の
利用です。
異性宅での宿泊と類似してはいますが、特にビジネスホテルやシティホテルは、別々の部屋ではなく、
同じ部屋を利用したという状況まで押さえることができれば、不貞行為を証明する強い証拠となります。
仮に、他の部屋を予約していた等の言い訳をされたとしても、
・チェックイン/アウトの際、鍵やカードキーを1枚しか返却していない
・どちらか一方が手続きをしている
・1泊を通して、フロントに1回しか立ち寄ってない
等の状況証拠があれば、浮気の強い証拠となります。
一般的に、浮気の証拠に関して、宿泊施設(ラブホテルを含む)に「入る」場面だけを押さえれば良いと
思われがちですが、それだけでは、宿泊・利用の証拠能力としては不十分なものとなってしまいます。
理由として、
・誰にも聞かれたくない相談にのるために利用した
・別れて、別のホテルに移動した
・すぐにホテルを出たから不貞行為はない
といった理由を作ることになってしまうからです。
浮気の証拠として必要なのは、不貞行為に繋がる施設を利用したという証拠、宿泊施設を利用し、
同じ部屋で一泊したこと、異性の自宅で一泊をしていることです。
浮気の証拠とするには、複数の条件を満たす必要がありますので、十分注意しましょう。